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月ノ揺籠

日記とか感想とか絵とかお返事とか徒然に。 ワートリ:嵐時・諏訪荒・当奈良。 ※イラストや小説等の許可のない転載・発行を禁止します。

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 今日は泉の誕生日です! おお振りにハマってから初めての泉の誕生日です!
 これは祝うっきゃないっしょ!

 というノリでSSSを書いてみました。
 泉×オリジナルヒロインです。いや、ヒロイン×泉か?
 名前は前作同様“高坂 咲暉(コウサカ サキ)”です。
 夢とか名前変換とかが苦手な方は見ない方がいいかと思われます。

 ではではでは。

 誕生日おめでとう泉!!





 

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 ハロウィンですねっ。だからといってオフで何かをしたわけではないのですが。
 ですがですがっ、とうとう書いてしまいましたよ自分!
 何をって、夢を!
 おお振りでございます! 泉孝介でございます! 名前変換でございます!
 うはははは〜(壊)

 なんかもうアンケート取った意味ないですね……(アンケートではぶっちぎりで日雛だった/笑)。まぁだからこそさっさと下げたのですが、アンケート(コラ)
 やっぱり泉書きたかったので!(をい) これはもう自分に正直に生きるしかないよ! と一念発起。

 ただ名前変換までは手が回りませんでした。思いっきりオリジナルなヒロインです(なんせ書きあがったのがついさっきだ)
 名前は『高坂 咲暉(こうさか さき)』です。何を隠そうワタクシが泉夢を巡るときに使っている名前でございマス。(ちなみに名前の読みは日雛親子話での日番谷夫妻の娘さんから持ってきました。苗字はてきとう)

 そんなわけで完璧管理人の自己満足ですが、少しでも興味を持たれた方はゼヒ読んでやって下さい。
 感想など頂けると管理人が飛び跳ねて喜びます!(ひゃっほう、と)



 

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 もはや過去形……。
 川崎のように七夕祭りがあるわけでもないので(あれ、でも七夕祭りってきっちり7月7日にやるのかな)、実感もなく過ぎ去っていきました。星見えないしね曇ってて。
 でもいっぺん牽牛と織女な日雛を書いてみたかったので、書いてみるかーとWordを開いたのが7日の23時50分。
 …………間に合うはずがありません。
 とりあえず書き上げはしたのでアップします。でも一日遅れだから追記でこっそり(こっそり?)

 友達の日記に七夕のお願い事云々と書いてあって、「あ、そういえば七夕はお願い事する日(?)だったな」と思いました(ぇ)
 すでに私の頭の中は七夕な日雛でいっぱいだったのです(笑)
 たとえば牽牛・冬獅郎と織女・桃に願い事をするとしたら、「早く原作でくっついて幸せになってください」ですね。あと「速筆」と「集中力」と「イマジネーション」。もう遅いけど(七夕終わっちゃったから)








 

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 しとしと
 しとしと

 ぱらぱら
 ぴっちゃん――――



     『  雨のうた  』



 雛森は雨が好きだ。
 壁を衝くような激しい雨や、川を溢れさせるほどの強い雨ではなくて、しとしとと草木を濡らす、風のない静かな雨が好きだ。
 縁側でそっと目を閉じて、柱にでも寄りかかって耳を澄ませば。

 しとしと、しとしと
 ぱらぱら、ぴっちゃん――――

 耳朶をくすぐるのは、優しい優しい雨のうた。
 屋根を打つ音も、草葉を弾く音も、大地で跳ねる音も、それぞれがかすかに異なる。
 雨の合唱を聴くのも、雛森は好きだった。
 雨の日は視界がけぶる。景色が霞む。町並みは常より少しだけしんとして、空気はひんやりと肌を撫でる。そんな日に外出するのも悪くないと、雛森は思う。
 けれど。
 雛森はおもむろに瞼を開いて、背後を顧みた。
 畳に寝転がって本を読む、そこには銀髪の幼馴染の姿。
「日番谷くん」
 雛森の呼びかけに、けれど返ってくるのは生返事ばかり。
「お出かけしようよ」
「……雨がやんだらな」
 本に視線を落としたまま返された気のない言葉にちょっとむっとして、雛森は手と膝を使って這うように日番谷のそばまで行くと、読みふけっている本をえいっと取り上げた。
 不満げにしかめられた顔が、ようやく雛森に向けられる。
「昨日も一昨日もそう言ってたじゃない」
 頬を膨らませ、訴える。
「昨日も一昨日も雨だっただろうが」
「そんなこと言ってたらいつまで経ってもお出かけできないよ!」
「俺は別に出かけたくねぇ」
 そう言い放つと、雛森の手から本を取り返し、ごろりと背を向けてしまう。
 再び読書に没頭し始めた日番谷の背中を、雛森はむむむと睨みつけた。
 けれど、いかんせんそこは背中。目のない背中では何を考えているのかわからない。雛森の視線に気づいていないのか、はたまた気づいていて完全無視を決め込んでいるのか(長年の付き合いが後者だと告げている)、とにかく日番谷が動く気配はない。これっぽっちもない。
 ただ時々、規則的にページをめくる音が聞こえてくるのみ。
 むむむ、と、さらに雛森は日番谷(の背中)を睨みつけた。
 雛森は、雨の日が嫌いではない。

 しとしと、しとしと
 ぱらぱら、ぴっちゃん――――

 雨粒ひとつひとつが奏でる、優しい優しい雨のうた。
 静かな大合唱。
 雨音に耳を澄ませながら、常とは違う町並みを歩くことすら、好ましいと思える。
 ただ、唯一の難点は。
「雨の日にそんなにごろごろしてるとキノコが生えてきちゃうんだから」
「そりゃ結構。食費が浮くな」
 出不精な幼馴染みが、さらに引き篭もりに磨きをかけることか。


 はてさて、雛森のにらめっこは、いったいいつまで続くのか。

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 オチも甘さのカケラもなくてごめんなさい(笑)
 出かける予定のない日にさらさらぱらぱらと雨音が聞こえてくると、ちょっと静かな気持ちになれます。
 外出する日に雨だとめんどくさいことこの上ないんですがね;

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 その日、それは弾けた。
 唐突に、鮮烈に。
 目の覚めるような音を響かせて――――



     『  はじまりの色  』



「あった……」
 ずらりと並んだ数百人の氏名の中、埋もれるように記されている自分の名を、雛森は見つけ出した。
 私立瀞霊学園1年B組、出席番号23。
 雛森はかすかに目を細めた。新入生の氏名が貼り出された掲示板は、暖かな陽光を反射しているせいか少しだけ眩しい。
 見上げた空は見事な快晴で、今日のこの日を祝福しているよう。そよ風は春の陽気をはらみ、雛森の髪をなで、白雲を緩やかに運んでゆく。
 ドキドキと心臓が早鐘を打っている。期待と、希望と、ほんの少しの不安を織り交ぜて。
 けれど、今日からクラスメイトになる52人の氏名をざっと見たとき、雛森は愕然とした。
(ない……)
 中学校で親しくしていた友人たちの名前が、ひとつもない。
 もう一度、今度はじっくり隅々まで見返したが、やはりない。何度探しても、ひとりもいない。
(うそ……)
 ざあ、と波が引くように、雛森の心から高揚感が去ってゆく。
 新しい環境に、親しい友人がひとりもいない。雛森は特に内向的というわけではなかったが、ならば友達になればいいとすぐに考えられるほど、楽観的でもなかった。
 暗く冷たい風が、どんよりと雛森の心を絡めとる。
 そんな心地でいると、ふと、隣にひとが並んだ。
 視線を感じたわけでも、ましてや声をかけられたわけでもない。
 ただ、何とはなしに。
 雛森は視線を向けた。

 そして、目を奪われた。

 陽光を透かし、あるいは弾き、きらきらと煌めく白銀の髪。掲示板を睨みつけるように見上げる横顔は整っていて、どこか精悍さを感じさせる。髪と同じ色をした睫毛は長く、うっすらと頬に影を落とす。その奥にある瞳は――――
 ふいに、少年が振り向いた。


 翠。


 深い深い、翠緑の瞳。
 刹那。雛森の中で、何かが、弾けた。

 少年が怪訝そうに眉根を寄せ、雛森は我に返る。慌てて視線を逸らす。
 行き場のなくなった目をとりあえず掲示板に向けると、顔が、全身が熱かった。
(あ、あれ……?)
 そんな自分の異常に戸惑い、どうしてだか再び視線を横に遣ると、そこにはすでに少年の姿はない。
 少しだけほっとして、けれどそれ以上にがっかりしている自分に気づき、雛森は驚く。
 まさか。
 だって話したことも、名前すら知らないのに。
 ただ目が合っただけで――――。
 そう、目。
 綺麗な瞳だった。鮮やかな夏の、風にさざめく森の色。
 意思の強さを表した、真っ直ぐな視線。強いひかり。
 瞼を閉じれば、脳裏に焼きついたかのように蘇る。かあ、と、身体が、心が熱くなる。

 音を聞いた。
 目の覚めるような音。
 あの翠緑の視線に射抜かれたとき。
 まるで真っ赤な風船に針を突き刺したかのような、鮮烈な。



 それはきっと、はじまりの音色――――



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 ま、間に合ったかな?; 例の青春なシリーズの入学式ネタです。むしろ一目惚れネタ(笑)
 ちょっと自分の中でむくむくと妄想想像が膨らんでいってるので、続く予定です。あくまでも予定(コラ)
 結局設定は中学生じゃなくて高校生になりましたー。中学生だと色々と制約があるような感じがしてためらってしまうので;

 サイトの改装はまだまだかかりそうです; 小説のタイトル目次をデカ枠に出すか細枠にだすか迷うー(どっちでもいいよ)
 リンクはとりあえず完了したから、後は……なんだ(ぇ) トップかな。思ったよりもう少し?(をいをい)

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