月ノ揺籠
日記とか感想とか絵とかお返事とか徒然に。 ワートリ:嵐時・諏訪荒・当奈良。 ※イラストや小説等の許可のない転載・発行を禁止します。
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ちまちまと書いていたマルアン小説ができました。
ひどい……パラレルです。
原作59巻がつらすぎてですね、気づいたらこうなってました。最初はただの甘々の予定だったんだ。
個人的にアンはエース女体化というよりエースがもし女に生まれていたらという感じなので、……うまく言えませんがエースとはまた違った一キャラクターとして考えてます。
あの、雷鉢♀の三郎は単純に三郎女体化なんだけど、アンはエース女体化じゃなくて“アン”なんだよ(私の中では)と…………余計わかりにくくなったな。
まぁそんな感じです。フィーリングでお願いします。
久しぶりすぎて小説の書き方忘れてたけど楽しかったです。
最後にもう一度。
ひどい……パラレルです。
ひどい……パラレルです。
原作59巻がつらすぎてですね、気づいたらこうなってました。最初はただの甘々の予定だったんだ。
個人的にアンはエース女体化というよりエースがもし女に生まれていたらという感じなので、……うまく言えませんがエースとはまた違った一キャラクターとして考えてます。
あの、雷鉢♀の三郎は単純に三郎女体化なんだけど、アンはエース女体化じゃなくて“アン”なんだよ(私の中では)と…………余計わかりにくくなったな。
まぁそんな感じです。フィーリングでお願いします。
久しぶりすぎて小説の書き方忘れてたけど楽しかったです。
最後にもう一度。
ひどい……パラレルです。
頬をすべる指先の感触で目が覚めた。
わずかに首を動かせば、反対側の頬を何かが伝う。なんだろう。不思議に思っていると、男の指先が伸びてきてそれを掬いとった。
「マルコ」
指先の持ち主を見上げ、ぼんやりと呟く。
「うなされてたよい」
マルコはベッドの縁に腰掛け、振り返るようにしてアンを見下ろしていた。骨ばった手がまだ濡れている頬を丁寧に拭ってゆく。
あれ、あたし泣いてたんだ……。
マルコの手が離れて、アンはゆっくりと身を起こす。まだ夢の中にいるような、意識にうっすらと靄がかかったような気分だ。そのせいか、言葉は勝手にこぼれ落ちる。
「ゆめ、みた」
「夢?」
どんな夢だと、マルコが無言で先を促す。
アンはマルコを見た。
鮮やかなディープスカイブルーの虹彩。不死鳥態のマルコが纏う、再生の炎と同じ色の瞳。
見つめていると不思議と心が落ち着いて、アンは肩の力が抜けていくのがわかった。そこでようやく身体が強ばっていたことを知る。
好きだなぁ、マルコの目。
――自分が死ぬ夢を見たと告げたら、この目はどんな色を浮かべるだろう。
容易に想像ができて、だからアンは笑った。できるだけバカっぽくみえるように、へらっと。
「忘れた」
がくっと、マルコの肩が落ちる。
「そうかい」
呆れたように息を吐いて、アンの癖の強い髪をくしゃりと撫でた。
大きな手のぬくもりを心地よく感じながら、アンは馳せる。
夢の中で死んだ、もうひとりの自分。
男だったけれど、ただの夢かもしれないけれど。
自分と同じだった。
血を恨み、傷つくことを怖れ、信じることを迷い、そして、
――愛される喜びを知った。
「アン?」
肩口にすり寄るように額をくっつければ、どこか心配そうに名を呼ばれる。
髪を梳く指先が優しくて、あたたかくて。
ああ、マルコの手も好きだなぁと思った。
好きなとこだらけだ。なんだかおかしくなってくすくすと笑みをこぼす。何笑ってんだよい、マルコが呆れた口調で言った。
――エース。
エース。
笑って逝った。
“生まれてきてよかったのか”
その答えを見つけて。
(おめでとう、エース)
笑んだ頬を伝うひとしずくは、誰に知られることもなく藤色の布地に吸い込まれ、消えた。
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最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
個人的にはエース追悼のきもちで書きました。
死んでしまったのはとてもつらくて悲しいですが、エースにとってはより自分が愛されてることを実感したんだろうなと。ずっと抱えてた疑問というか悩みというか、それの答えを自分で出すことができたのは、そこだけは良かったなと思いました。
……読者としてはやっぱりつらいですが。白ひげ海賊団大好きなんだ……。
最初に書いた通り、マルアンはエース女体化とはまた違った立ち居地で私は書いていくつもりです。まだ書きます書く気満々ですマルアン大好きだー!
ということでしんぞうがいたいのでティーチは出てきません。サッチも元気です。アンの能力や白ひげ海賊団に入るまでの経緯とかその辺はエースの設定を踏襲させていただくつもりです。
完璧現実逃避です。しあわせなマルアンが見たいのです。
しばらくはブログにアップしていきたいと思います。3つくらい溜まったらページ作る。
あとしぶに小説機能が追加されたと聞いてそっちにも上げてみました。しぶの方はそのうち消します。
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